素粒子物理学の実験施設である円形加速器を新たに整備する研究戦略を欧州合同原子核研究機関(CERN)がまとめた。周長約90キロメートルの施設で宇宙や物理学の謎に迫る壮大な計画だが、巨額の建設費など実現に向けた課題も多い。CERNは22日、欧州素粒子物理戦略を6年ぶりに改定した。新たな柱となるのは新型加速器「FCC-ee」の建設だ。フランスとスイスの国境付近の地下約200メートルにトンネルを掘り、 ...
<95%が分かっていないという宇宙のこと、ダークマター以上に分からないダークエネルギーとは何か、今日の理論物理学者は何と格闘しているのか、根源的な物理への情熱について──理論物理学者でカリフォルニア大学バークレー校教授の野村氏に聞いた> ...
宇宙が誕生して1秒以内に生まれたとされる未知の素粒子「アクシオン」を、実験で観測できる可能性があるとする論文を、東京大カブリ数物連携宇宙研究機構(カブリIPMU)などのチームが米科学誌に発表した。観測できれば、誕生直後の宇宙の姿を見 ...
宇宙の始まりと物質の最小単位を円環として結ぶ 「ウロボロスの蛇」。その環は、宇宙誕生の謎(マクロ)と物質の根源である素粒子(ミクロ)が繫がっていることを示している……。「夜空はなぜ暗いのか?」という素朴な問いから出発し、星や銀河の形成、さらに物質の根源である素粒子へ向かって、究極の謎へと、現代物理学がどのように世界をとらえようとしてきたのかを解説する記事シリーズ。まずは、その入口となる巻頭言から紹 ...
千葉大学ハドロン宇宙国際研究センターが参画するIceCube(アイスキューブ)実験(注1)は、2016年12月に宇宙から飛来した高エネルギーニュートリノ(注2)の観測から、1960年に予測されたGlashow共鳴という現象を初検出しました。この検出により、素粒子物理学 ...
日本科学未来館は2025年4月より、「知と技の最前線」をテーマに新しい常設展示「量子コンピュータ」「宇宙と素粒子」を公開する。体験的な展示を通じて、未来へ可能性に満ちた研究開発の最前線を楽しみながら理解できるという。 「量子コンピュータ ...
岐阜県飛騨市の山中の地下600メートルに、直径69メートル、高さ94メートルの巨大な円柱形の空洞ができた。次世代の素粒子観測装置「ハイパーカミオカンデ」を設置するための空間だ。宇宙や物質の成り立ちを解き明かそうと、東京大学と高エネルギー加速 ...
東京大学(東大) 宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究室は、ニュートリノ観測で2度のノーベル物理学賞に結びついたカミオカンデ実験シリーズの3代目となる「ハイパーカミオカンデ(HK)実験」の建設工事において、人工地下空洞として世界最大規模の大空間と ...
宇宙はなぜ物質でできているのか-。宇宙初期に物質と同じ量だけあった反物質がほぼ失われた理由は分かっていません。この謎の鍵を握るのが、小さな素粒子ニュートリノです。加速器で作ったニュートリノのビームを約300キロ飛ばして観測する「T2K実験 ...
ウォール・ストリート・ジャーナル、BBC、タイムズなど各紙で絶賛されているのが『THE UNIVERSE IN A BOX 箱の中の宇宙』(アンドリュー・ポンチェン著、竹内薫訳)だ。ダークマター、銀河の誕生、ブラックホール、マルチバース…。宇宙はあまりにも広大で ...
東京大宇宙線研究所は21日、観測装置スーパーカミオカンデ(岐阜県飛騨市)を高感度にする改造を終え、100億年以上前の宇宙誕生初期に起きた超新星爆発で放出された素粒子ニュートリノの観測を始めたと発表した。宇宙の進化、物質の起源に迫るのが狙い。小柴昌俊東大名誉教授らが1987年 ...