いよいよ最終回。「ピストルオペラ」は日本映画界の奇才ともいわれた鈴木清順監督の集大成ともいうべき映画だ。この後、2005年に遺作となるミュージカル仕立ての「オペレッタ狸御殿」を撮っているが、「ピストルオペラ」とは趣がまったく違う。
前回の『少女』に引き続き、“この娘”塾にとって難問題が突きつけられた。失礼な話、今年78歳を迎えた鈴木清順監督の新作が、お目にかかれるとは思っていなかった。長編では前作の『夢二』(91)から10年が経っている。公開当時、「黒澤明の『夢』の ...