厚生労働省は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を活用した重症心不全とパーキンソン病患者向けの再生医療製品2種類の製造販売を条件と期限付きで承認した。いずれも早ければ今秋ごろに治療の開始が見込まれる。iPS細胞による再生医療の実用化は世界初となる。
人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った神経細胞をパーキンソン病の患者7人の脳に移植した治験結果を、京都大病院が発表した。このうち6人で治療効果を調べたところ4人で症状の改善がみられ、介助がいらなくなった人もいた。年度内にも ...
▼iPS細胞の臨床応用 体のあらゆる組織や臓器の細胞に育つ「万能細胞」であるiPS細胞を疾患やけがの治療に適用する取り組み。心臓や神経の細胞にして患者に移植する再生医療のほか、開発段階の薬の効き目や副作用を調べる活用方法もある。iPS細胞の開発者である京都大学の山中伸弥教授が2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞したこともあり、政府はiPS細胞を軸にした再生医療の研究開発費を大幅に増やした。
パーキンソン病の治療に用いる人工多能性幹細胞(iPS細胞)由来の再生・細胞医薬品「アムシェプリ」が20日から公的医療保険の適用対象となる。厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会が13日、了承した。薬価は患者1人当たり5530万6737円。開発した住友ファーマ(大阪市)は秋ごろに販売を開始し、年内に1例目の移植を目指すとしている。iPS細胞を使った再生医療が実用化されるのは、世界初となる見通し ...
大阪大学発スタートアップのレイメイ(大阪市)は、iPS細胞から作製した角膜上皮細胞シートの臨床試験(治験)を始める。5月をメドに1例目の移植を目指す。同社の科学技術顧問を務める阪大の西田幸二教授が日本経済新聞の取材に対して明らかにした。
iPS細胞で「バイオ人工肝臓」、体外装置で移植せず治療可能に…3年以内に小児患者で臨床研究 ...
パーキンソン病の治療に用いる人工多能性幹細胞(iPS細胞)由来の再生・細胞医薬品「アムシェプリ」が20日から公的医療保険の適用対象となった。薬価は患者1人当たり約5530万円。開発した住友ファーマ(大阪市)は秋ごろに販売を開始し、年内に1例目の移植を ...
慶応大発のバイオベンチャー「ハートシード」は12日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)で作った心臓の筋肉(心筋)の細胞を塊にした「心筋球」を重い心不全の患者10人に移植した臨床試験(治験)で、一定の心機能改善と安全性が確認されたと明らかにした。
ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から顎の骨組織を立体的に再現することに、京都大iPS細胞研究所の研究グループが世界で初めて成功した。マウスに移植したところ、成熟した骨組織が形成され、将来的に再生医療や創薬への応用が期待できると ...
iPS細胞を使ったパーキンソン病の治療が、世界で初めて公的医療保険で受けられるようになる。薬価は約5530万円で、当面はごく限られた患者で使われる。従来の治療法がある中で、iPS細胞治療はどのように使われていくのだろうか。 パーキンソン病は、運動の制御に関わる脳内物質ドパミンをつくる神経細胞が減り、手足が震えたり、体が動きにくくなったりする進行性の神経難病だ。50歳以上で起こることが多い。国内の患 ...
世界初のiPS細胞を使った再生医療製品の薬価が5530万円に決まった。高額となったのにはいくつかの理由がある。「生もの」である細胞を使った再生医療の難しさだけでなく、日本発の製品への期待も含まれているとの見方もある。 世界初のiPS細胞使ったパーキンソン病治療これまでと何が違う 5月13日の中央社会保険医療協議会(中医協=厚生労働相の諮問機関)で薬価が決まったのは、パーキンソン病治療に使う住友ファ ...